女子高生の疑問「吸ってる人は、なんでたばこをやめられないの!?なんで今、受動喫煙対策なの?」
現役女子高生が聞く!Vol1.「厚生労働省 健康課 受動喫煙対策担当 原渕さん」

女子高生の疑問「吸ってる人は、なんでたばこをやめられないの!?なんで今、受動喫煙対策なの?」 現役女子高生が聞く!Vol1.「厚生労働省 健康課 受動喫煙対策担当 原渕さん」

なぜ?禁煙対策よりも受動喫煙対策に力を入れている理由

では、筒井さん・藤田さん、この数字、なんの数字だかわかりますか?

肺炎・肺がんで年間亡くなる人の数ですか?たばこ関連の数値だと思ってました!(笑)

まあ、たばこの説明ですからね(笑)

(笑)

これは、昨年(2016年)に国立がん研究センターが発表したデータで、推計ですが受動喫煙が原因で亡くなる人の数です。国内で年間15,000人の方が、世界だと60万人(※取材時。その後WHOが89万人との最新データを発表)にも上ります。

わかりやすいように例を出すと、交通事故では国内で年間4,000人の方が亡くなっているんですね。その約4倍の人が、他人のたばこの煙が原因で亡くなっていることになります。

そんなにいるんだ・・・

喫煙をしている人は、年間どれくらいの方が亡くなっているんですか?

国内の喫煙者による死亡者数は年間13万人とされています。この数字も重大なものと受け止め、厚生労働省として禁煙促進の取組も行っていますが今すぐ対応しなければならない問題は受動喫煙防止対策だと考えています。

受動喫煙防止の対策を進めていくことで、「吸っているけどやめよう」という人や、「たばこの煙は危険だから、目の前で吸わないで」と相手に言える人も多く出てくることで自然に禁煙の方向へ向かっていくと考えています。

その一環として、厚生労働省では毎年WHO(世界保健機関)が定めた5月31日の「世界禁煙デー」に合わせて、5月31日から6月6日までを「禁煙週間」としているのですが、二人は「禁煙週間」って聞いたことありましたか?

ないです・・・

ないですか。ちょっと残念。
厚生労働省では、今年の5月31日の「世界禁煙デー」当日にイベントを行います。(※取材日は5月29日)。

イベントの最後には巨大なたばこが登場して、そのたばこに向かって「受動喫煙のない社会を目指そう!」との思いを込めて、ゲストのレスリングの吉田沙保里選手に得意技で巨大たばこをやっつけてもらうことになっているのですが、吉田選手の得意技ってなんだか知っていますか?

プロレス・・・?

(笑)タックルですね。こうした取り組みを行うことで、まずは多くの人に注目してもらうことが、行政の世界においてもとても大事だと感じています。

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