女子高生の疑問「吸ってる人は、なんでたばこをやめられないの!?なんで今、受動喫煙対策なの?」現役女子高生が聞く!Vol1.「厚生労働省
健康課 受動喫煙対策担当
原渕さん」

女子高生の疑問「吸ってる人は、なんでたばこをやめられないの!?なんで今、受動喫煙対策なの?」現役女子高生が聞く!Vol1.「厚生労働省 健康課 受動喫煙対策担当 原渕さん」

最近「受動喫煙対策」について話題となっていますが、担当省庁である厚生労働省ではどういった施策を実施しているのでしょうか?
現役女子高生の藤田さんと筒井さんが、厚生労働省の原渕さんに今の日本でのたばこを取り巻く現状についてお話を伺ってきました。

【登場人物紹介】


厚生労働省健康局健康課 課長補佐。受動喫煙防止対策や国民の健康づくりなどを担当している


都内の高校に通う高校2年生。

筒井さん
藤田さんと同じ高校に通う、高校2年生。野球部のマネージャーを務める。

インタビュー前には、正門前で記念撮影、勢い良く厚生労働省に乗り込む2人。

今回、担当いただく原渕さんといざ対面!

原渕です、よろしくお願いします。


よろしくお願いします!

昔はデスクでも喫煙が当たり前!?日本のたばこを取り巻く現状

まずは緊張をほぐすため簡単な質問から。2人はたばこを見たことがありますか?見たことある人?


はい!(笑)


お父さん、お母さんは吸ってますか?


2人共吸っています

筒井さん
前は吸っていました


なるほど、お2人の身近にたばこを吸う方がいらっしゃるということですね。それではまずは日本のたばこ現状についてお話しますね。

実は、日本のたばこを取り巻く歴史は古いんです。400年前の江戸時代にはすでに喫煙の風習が広まっていたそうです。明治33年には未成年者はたばこを吸っちゃダメだよという「未成年者喫煙禁止法」という法律が、そして昭和59年には、「たばこ事業法」が制定されています。
一方で、他人のたばこの煙を吸わされる「受動喫煙」を防ぐ法律「健康増進法」は平成15年より施行され、その25条の条文の中に、受動喫煙の防止が謳われています。これは努力義務なので、罰則規定はありません。

ただ、この法律が施行される前は会社のデスクでも喫煙が当たり前で、会議室などにも灰皿が置いてあったりしました。信じられないかもしれないけど、学校の先生が教室でたばこを吸うなんて時代もありました。


へえ~!

お2人は今現在、たばこを吸う人の割合がどれくらいか知っていますか?

私の親も吸っているし、学校の先生も・・・だから結構吸っているように思います。

厚生労働省が行っている「国民健康・栄養調査」では、たばこを吸わない人が82%、たばこを吸う人は18%という結果なので、実はたばこを吸っている人は少数派で多くの人はたばこを吸っていないんですね。

筒井さん
自分で吸っている人よりも、受動喫煙の方が害が大きいと聞いたことがありますが・・・

たばこの煙には3種類あり、たばこを吸う人(喫煙者)がフィルターを通して吸い込む「主流煙」、たばこを吸わないときにたばこの先から出ている「副流煙」、喫煙者が吐いた「呼出煙(こしゅつえん)」があります。

「主流煙」はフィルターを通っているので有害物質であるタールなどを喫煙者が吸い込む濃度は減りますが、副流煙は燃焼温度が低く、十分な酸素が供給されないため不完全燃焼になりやすく、またフィルターを通っていないため、有害物質の濃度が高くなります。

そういうことから、「副流煙」や「呼出煙」を吸わされる受動喫煙の方が害が大きいと言われています。

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